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商品一覧屋根材基本性能軽い屋根のメリット過去の地震から学んだこと

軽い屋根のメリット 地震の揺れを小さくする 過去の大地震から学ぶ


過去の地震から学んだこと
 
阪神大震災。そのとき、多くの家が2次災害の原因になりました。
 
家屋などの倒壊で8割近くの方が犠牲になりました。

1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災。犠牲者5488人のうち77.0%にもおよぶ人が倒壊した家屋(家具なども含む)の下敷きになったことをご存じでしょうか。また、その他の怪我や外傷性ショックなども建物の倒壊時によるものと思われ、それらを含むと90%近い人が犠牲になったと考えられます。神戸市内の犠牲者が亡くなった場所の内訳をみても自宅が86.6%(兵庫県監察医より)と、多くの方が自宅の倒壊などによって亡くなっているのです。

■阪神大震災における死亡原因
 
●犠牲者の92%が地震発生後の14分間に死亡しています。

被害者が亡くなられた時刻は地震発生から14分後、6時までの間に集中しています。地震が発生した時刻が早朝の5時46分であったことから多くの人は自宅で睡眠中に被災し、建物や家具の下敷きになったものと考えられます。地震発生後にどれだけ迅速な救助活動が行われていたとしても、この14分間で人を救助することは不可能。建物が倒壊しないこと、揺れに強い家づくりが、地震対策の第一歩といえます。

■神戸市内の犠牲者の死亡時期
新潟県中越地震。そのとき、多くの家は「命」を守りました。
 
●建物などの倒壊による犠牲者の数は全体の16%でした。

2004年10月23日、新潟県を襲った新潟県中越地震。犠牲者の数63人、全壊家屋が3,175棟(2006年6月9日現在までの消防庁発表資料)と、阪神淡路大震災以後はじめて二桁の犠牲者を出した大地震でした。しかし、建物などの倒壊で亡くなられた方は10人。犠牲者の内訳では16%を占めるにとどまりました。発生時刻が夕方の5時56分であったこと、発生地が神戸のような都市部ではなかったことを差し引いても、建物などの倒壊による犠牲者が少なかったといえます。

■新潟県中部地震における死者48名の死因別内訳
 
●家から避難したことによる疲労・ストレスなどで多くの人が亡くなりました。

今回の地震で亡くなられた63名の内訳から見ても明らかですが、「避難中のストレス・疲労・罹病・容体悪化」が49%とトップであるように、建物の倒壊は直接的な人的被害の大小を左右するだけでなく、被災者の精神面の負担を増やします。こうしたことからも、倒壊しないだけでなく、地震後も生活できる空間を確保できる、より耐震性に優れた住まいづくりが求められます。

おなじ震度7の地震なのに、犠牲者の数、全壊家屋の数に、大きな差があります。
被災地の人口や住宅の戸数、地盤などさまざまな点で違いがあり、ふたつの地震の被害を単純に比較することはできません。しかし、同じ震度7の地震でありながら、また、震度6弱以上の余震が4度も発生したにも関わらず、新潟県中越地震での建物などの倒壊による犠牲者の数、全壊家屋数は非常に少ない数であるといえます。このような結果となったひとつの要因として挙げられるのが、神戸と新潟という気候の違いから生まれる建物の構造の違いです。 ■阪神淡路大震災と新潟県中越地震の比較
新潟の建物の多くは、地震に強い構造でした。
建物の被害に大きな差が生まれた要因として挙げられるのが、建物に新潟という豪雪地帯特有の対策が施され、その対策によって結果的に地震に強い建物となっていたという点です。まず、積雪対策として建物の基礎部分がしっかりとしていたこと。そして、寒さ対策として窓が小さく(少なく)壁量が多いということ。さらに、積雪対策として多くの建物で和瓦などの重い屋根ではなく、あらかじめ金属屋根材や平板スレートなどの軽い屋根が使われていたことなどが、家屋倒壊による犠牲者の数を少なくしていた要因だと考えられます。 ■全壊が少なかった理由
*2004年11月新潟県小干谷市での日本建築学会東海支部(名古屋大学 飛田 潤助教授)の現地調査より